米国とイランは26日、中東オマーンの首都マスカットでイランの核開発問題に関する3回目の高官協議を開き、協議を続けることに合意した。今回は核開発や経済制裁の専門家も交え、より具体的に議論が進んだ模様だ。
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協議は、米国のウィトコフ中東担当特使とイランのアラグチ外相がそれぞれの代表団を率いて行われた。
イランの国営放送によると、アラグチ氏は協議後、「議論はより技術的で詳細なものに移った。強く警戒しつつも希望をもっている。ただ細部にも全体像にもまだ対立がある」と語った。
一方、米政権高官は26日、「第3回協議は前向きで生産的なものだった。まだやるべきことはたくさんあるが、合意に向けてさらなる進展があった。我々は、近々欧州で再会することで合意した」と述べた。
次回協議の日程は明らかになっていない。